絞り染めにはいろいろな技法がありますが
「桶絞り」という技法をご紹介します。
染めたい部分は、桶の外に出して(画像の写っている布の部分)染めては行かない部分は、桶の中に入れて、蓋をして紐で縛り真空状態にして、この桶よりも大きい、染めたい色の染料が入っている桶に桶ごと浸ける技法です。
*桶の画像は「京絞り 寺田」さん所蔵です。
下の訪問着は、460年の歴史を誇る「千總製」
6色ですので、6回桶絞りをしていますが、亀甲柄をすべての合口に柄を合わせた総絵羽訪問着です。
亀甲柄は、長寿の意味のある吉祥文様です。
職人の技を感じ、一色一色の色合いの素晴らしを
ご覧いただければ幸いです。